新米パパが語る「子育てのお金のリアル」|0歳から始めた教育費準備と家計管理の話
─0歳から備えて本当に良かった“貯金の仕組みづくり”と1冊の本との出会い─
「子どもが生まれたら教育費をどう準備したらいいの?」
多くの新米パパママにとって、最初にぶつかる大きな不安が“お金”のことでした。
僕自身も例外ではなく、右も左もわからない状態。
しかし、ある一冊の本との出会いをきっかけに、
家計の考え方が大きく変わり、
0歳からの教育費準備を無理なくスタートできました。
今回は、実際に僕が実践して効果があった
「教育費の分け方」と「家計ルールのつくり方」を中心にお話しします。
はじめに:子育てのお金は「知らない」ことが不安の正体だった
娘が産まれるとわかった時、僕は正直なところ、
「子育てっていったい、どれだけお金がかかるんだ…?」
と漠然とした不安がありました。
ネットで検索しても、
- 1000万円かかる
- 大学費だけで300〜500万円
- 習い事で年間20万円
など、数字はバラバラで、何が本当なのかもわからない。
でも今振り返ると、
不安の正体は“金額そのもの”ではなく、“知らないこと”だったんです。
そんな僕の考え方をガラッと変えてくれたのが、
娘が妻のお腹にいる時に出会った、たった1冊の本でした。
僕を救った1冊「手取り20万円子育て家族の貯金の教科書」

この本に出会ったのは、妻が妊娠中の頃。
たまたま書店で手に取り、数ページ読んだだけで
「これ、今の自分が知りたいこと全部書いてある…」
と衝撃を受けました。
読み終わった瞬間、
子育てのお金に対する不安が半分くらい消えていた
と言っても大げさではありません。
この本を読んで“目から鱗”だったポイント
本を読んで一番驚いたのは、
教育費は 「イニシャルコスト」と「ランニングコスト」に分ける
という考え方でした。
イニシャルコスト
入学金・制服・教材など
→ 年ごとに大きく発生するお金
ランニングコスト
給食費、文房具、定期代など
→ 毎月定期的に発生するお金
この2つは完全に別で考える――
この発想が自分にはなかった。
逆に言えば、
ここを分けるだけで、備え方が一気に具体的になる。
僕たちもこの考え方を採用し、
銀行口座で「イニシャルコスト用の貯金」を別枠で作りました。
僕が実際に変わったこと
この本を読んでから、僕の行動はこう変わりました。
教育費を“年表”で把握する
「いつ・何歳で・何にお金が必要か」が見えると、
“なんとなく不安”が消えていきました。
毎月夫婦でのイニシャルコスト貯金を0歳からスタート
一番良かったのはここ。
正直、0〜1歳の支出は想像より少なく、むしろ貯め時。
もちろん私生活に無理がない範囲でしてくださいね。
家計のルールが夫婦間で固まった
高額の出費は必ず共有。
大きな買い物は独身時代のように勝手に買わない。
そこまでルールを厳しくしていないですが、
気づくと共有するのが習慣になっていました。
不安が「対策」に変わった
“備える理由”を理解すると、貯金がストレスではなくなる。
この本を新米パパママにすすめたい理由
この1冊は、
子育てのお金の全体像が見える化される本。
- いつ
- 何に
- どれくらいのお金が必要なのか
が、パッと頭に入ります。
ただ、住んでいる地域や世帯によって、
参考になる部分と参考にならない部分があると思います。
その時は、自分たちにも使えうところを探してみてください。
▼僕の価値観を変えた一冊
僕たち夫婦が0歳から始めた「お金の仕組み」全部公開

①教育費は「イニシャルコスト」と「ランニングコスト」で完全に分けた
本で学んだ通り、僕は娘の教育費を2つに分けて管理しています。
イニシャルコスト用:別の預金口座
入学金、制服、教材、PC、塾の初期費用など
ランニングコスト用:毎月の家計から
給食費、交通費、文具など
この“分け方”を知っているだけで、
必要なお金のイメージが一気にクリアになります。
②毎月の家計管理は“1年間のレシート管理”で見える化した
最初の1年は、
レシートを全部集めてExcelにまとめる生活。
正直、地味で大変でしたが、
これのおかげで「我が家の1年の支出パターン」が明確に。
最終的にはその習慣をやめましたが、
“最初の1年の見える化”は今も活きています。
僕たちはマネーフォワードで家計管理。
③財布は別管理だけど、大きな出費は必ず共有する
普段の生活費は別管理ですが、
- 家電
- 娘関連の大きなアイテム
- 旅行
このあたりは必ず妻に相談。
独身の時は衝動で買っていた物を、
家族になってからは「一度相談して決める」
という習慣に変わりました。
④子どもにかかるお金のリアル数値
ミルク代
→ 0歳〜1歳2ヶ月まで
→ 1ヶ月あたりの変動はあるが、意外と負担は大きくない
おむつ代
保育園に通い出してから消費スピードUP。
「え、もう無いの?」が月に何回も。
平均すると、
ミルク・おむつ・お菓子・ベビー用品で月1万円前後。
思っていたよりも高くもなく、安くもない、リアルなライン。

あくまでも1歳の時の目安になります
0歳からスタートして良かった“お金の土台づくり”
毎月決まった額を「先取り貯金」にした
僕たちは夫婦それぞれが、
毎月一定額を娘の口座へ入金しています。
これだけで、
- “貯まらない不安”
- “毎月何となく使ってしまう問題”
が解消。

この先取りは、娘が大学卒業するまでは継続します。
大学行きたいって言えばの話ですが(笑)
マネーフォワードで全体を可視化
- 収入
- 支出
- 貯金率
- カテゴリ別の出費
が一発でわかるので、
月の反省会すら不要になりました。
出費の優先順位が定まった
僕たち夫婦のルールはシンプル。
- 娘のイニシャルコスト
- 娘のランニングコスト
- 生活固定費
- 余ったら娯楽
この“順番”を決めるだけで、
無駄遣いが自然と減りました。
実際にどんな場面で「備えてて良かった」と思った?

①保育園の準備品
保育園がスタートすると、
登園までに揃えておいた方がいい準備リストみたいなものがあります。
急に出費が続くと、
生活が圧迫する可能性もあるので、
前もって準備しておくと焦らずに済みました。
②おむつの消費爆発期
0歳の頃とは比較にならないスピードで減る。
保育園に通い始めると、1箱が一瞬で消える感覚。
でも月1万円の“想定内”だったので問題なし。
③ミルク代ラストスパート
1歳過ぎて飲まなくなったとき、
「こんなに毎月買っていたんだな…」と実感。
でもこれも計画の範囲内。
新米パパママへ伝えたいこと
子育ては“初めて”の連続で、何もかもが未知。
その中でお金の不安は大きいし、重い。
でも、僕は感じました。
不安は“分からない”から生まれる。
見える化すれば、不安は対策に変わる。
0歳は人生で一番の貯め時であり、
子どもが大きくなるほど出費は増えます。
だからこそ、
最初の1冊として「貯金の教科書」を読む価値がある。
▼僕の価値観を変えた一冊
まとめ:不安は“備え方”を知った瞬間に消えていく
- 教育費は「イニシャル」と「ランニング」に分ける
- 0歳からの自動積立が未来を守る
- 最初の1年の家計の見える化は一生モノ
- 不安は知ることで解消される
- 本は最強の投資
そして僕は今も、
この本をときどき読み返しては軌道修正しています。
「子育てってお金かかるんだよね…」と不安なパパママにこそ、
最初の1冊として心からおすすめします。
では、また“ちいさな物語”で。
