共働き子育ては無理ゲー?新米パパが産後3ヶ月で痛感した“役割分担のリアル”
初めての育児。
夫婦2人の生活が、赤ちゃんの誕生と同時に一気に“3人の生活”へ変わりました。
想像以上に可愛い。
けれど、想像以上に大変。
夜中のミルク、寝不足、お風呂、家事の山、外出準備、ワンオペ問題…。
そして、言葉には出さなくても積み重なるストレス。
僕たち夫婦も決して順風満帆ではなく、
「起きてよ…」「なんで準備してないの?」と、
小さなイライラやすれ違いを積み重ねながらも、
少しずつ“夫婦の役割のカタチ”を作ってきました。
この記事では、
新米パパとして実際に経験した夫婦の役割分担、喧嘩、反省、やって良かったことを
包み隠さずリアルに書いていきます。
同じように悩むパパ・ママにとって、
少しでも“気持ちが軽くなるヒント”になれば嬉しいです。
3人の生活のスタート|妻の実家で過ごした新生児期

夫婦+赤ちゃん、同じ部屋で過ごした2〜3ヶ月
娘が生まれてからの2〜3ヶ月間は、妻の実家にお世話になりました。
生活スペースは同じ部屋。
赤ちゃんが泣くたびに起きる生活は想像以上に過酷で、
今までの「寝たいときに寝られる生活」が一気に終わりました。
夫婦2人だけの時とは全く違う。
寝不足で体も心もギリギリで、毎日が戦いでした。
夜中のミルク当番の現実
最初は“2人で一緒に起きる”スタイルでしたが、
実際はそんな綺麗にいかない。
泣いたら起きるけど、
「今日は俺が見るよ」
「ごめん、今日は頼む…」
そんな会話をしながら、日替わりでミルク担当を決めていました。
アラーム作戦と“蹴られても起きないパパ”事件
途中から僕が起きられないことが増えて、
アラームをかけて強制的に起こす作戦に。
ただ…アラームでも起きないことが多々。
最終的には奥さんが“足で蹴ってくれる”という荒技も発動。
でも、それでも起きなかった僕は、
次の日盛大に怒られました。
そりゃそうです。今ならわかる。
新米パパが初めて怒られた日

外出準備をしていないのに「よし行くか」
これが本当にやってしまった。
赤ちゃんの外出は「大人の5倍手間がかかる」ことを理解していなかった僕は、
外出準備が全くできていないのに
「よし、行こう!」
と勝手にスタートしようとしたんです。
妻の怒りは当然。
今思えば、あれは完全に僕の“育児リテラシー不足”。
怒鳴り合いはないけど、気まずくなる瞬間は多かった
僕たちは大声で喧嘩はしないタイプですが、
「はぁ…なんで準備してないの?」
「え、今?」
といった小さなすれ違いが何度もありました。
言葉にしない不満は、積み重なると夫婦仲にも影響します。
夫婦の温度差に気づいた瞬間
妻は“生き物としての本能レベル”で赤ちゃんに向き合っている。
僕は“頑張ろうと努力してる段階”でしかなかった。
その差に気づいたのがこの頃でした。
お風呂は“2人育児”で乗り切った

在宅ワーク期間のおかげで実現した役割分担
僕は産後3ヶ月ほど在宅勤務でした。
この時間が本当に救いで、
お風呂は“2人で回す”スタイルが定着しました。
洗う担当・着替え担当の分担
毎日流れはこうでした。
- パパ:ベビーバスで洗う
- ママ:タオルで拭いて、オムツ・服を着せる
- パパ:ベビーバスを洗う
- パパ→ママに合流して2人で仕上げる
これがめちゃくちゃスムーズで、
「これは2人でやるほうがラク!」と自然に思えた作業でした。

時には担当を逆にして、お風呂に入れてました
「洗濯・掃除・食器洗い」家事はどう分担してた?

洗濯はほぼ戦力外のパパ
正直に言います。洗濯は完全に妻頼りでした。
僕ができるのは自分の服を洗濯機に入れるくらい。
干し方も下手で、よく妻に
「これどう干したらこうなるの?」
と笑われていました。
掃除は“気づいた方がやる”
どちらかが意識的に頑張るタイプではなく、
「気になったほうがやるスタイル」です。
リビングは娘がこぼすので毎日床が汚れますが、
その時その時でパッと動ける方が掃除する感じ。
食器洗いは少しずつ戦力に
最初は妻が全部してくれていましたが、
朝食後や夜の片付けなど少しずつ担当できるようになり、
「今日はやっとくよ」と言えるくらいに成長。
時間はかかりましたが、
“できない→できる”に変わったのは大きかったです。
買い物はパパも積極参加
休みの日は基本的に一緒にスーパーへ。
妻の気分転換にもなり、家族時間にもなる大事な行動でした。
パパが注意されたこと・感謝されたこと

小さなことほど、大きなストレスになる
妻に言われたことは主に…
- 食べ終わった皿を下げない
- ペットボトルのラベル剥がし忘れ
- 洗い物をそのまま
- 畳んだ洗濯物をしまわない
どれも小さいけど、育児中のママには“積もると爆発する”やつです。
「ありがとう」「ごめんね」は魔法の言葉
どれだけ疲れてても、
「ありがとう」「ごめんね」「おはよう」は必ず言うようにしていました。
これは夫婦仲を保つ一番のコツ。
夫婦時間は“ホラー映画”で確保
意外かもしれませんが、
ほぼ毎晩NETFLIXでホラー映画を見るのが夫婦のリラックスタイム。
子育ての会話以外ができることで、
精神的な余白が持てました。
3ヶ月の在宅育児で気づいたこと
この期間があったから、育児の“チーム感”が生まれた
一緒に過ごした3ヶ月は、今でも本当に大きい。
「いなかったらどうなってたんだろう?」
と怖くなるくらいです。

仕事よりも子育てをとってよかったです
やって良かったこと
- すべての育児工程を一度は経験できた
- 妻のしんどさを“体感”できた
- ママの気持ちが理解できるようになった
これは一生の財産です。

最初が一番わからないことだらけなので、その期間を一緒に入れたことは本当にやってよかったです
もっとできたと反省してること
料理を覚えておけば良かった
妻の負担が大きかったのは料理。
休日だけでも僕が担当してあげられたら、
もっと妻は楽だったと思います。

今も何も作れないですが、本当にたまにカレーを作る時もあります
パパがワンオペする日も作るべきだった
「パパ1人で娘を見る日」
をもっと増やせば良かったと思う。
妻の心の余裕が全然違ったはずです。

できるだけママが遊びに行きたい時は遊んできてもらって、積極的にリフレッシュしてもらってました
未来の新米パパへ伝えたいこと

育児はママ1人で抱えさせない
これは声を大にして言いたい。
なんでも相談して一緒に決める
夫婦で“合意して決める”ことが何より大事。
頼れる人には頼っていい
両親でも、親戚でも、友達でもいい。
育児は孤独になりやすい。
必ず誰かに相談してください。
焦らなくていい。一緒に進んでいこう
僕もまだまだ成長途中。
今日できなくても、明日はできるかもしれない。
一緒にゆっくりいきましょう。
まとめ
赤ちゃんが生まれると、
夫婦2人の生活はガラッと変わります。
それは決して“悪い変化”ではなく、
今まで気づけなかった相手の優しさや努力が見えるようになる。
家族が強くなるための変化です。
うまくいかない日もある。
怒られる日もある。
寝不足で心が折れそうになることもある。
でも、
「夫婦で育てる」
この意識さえあれば、絶対に乗り越えられます。
これから育児が始まるパパ、
今しんどさを抱えているパパ、
あなたはひとりじゃありません。
一緒に、少しずつ上手になっていきましょう。
では、また“ちいさな物語”で。
